まず結論と判断基準
ビッグローブ光を契約したのに、部屋によって極端に速度が遅い、動画が止まるといった不満を感じている人は少なくありません。実はこうしたトラブルの多くは、ルーターの置き場所や設定の見直しで解決できるケースがほとんどです。この記事では、契約前後の確認事項から具体的な改善手順までを整理し、無駄な買い替えや余計な出費を避ける判断材料を提供します。
この記事で解決する悩み
- リビングでは快適なのに、寝室や子ども部屋だけ電波が弱い
- ルーターを買い替える前に、置き場所や中継機で改善できるか知りたい
- ビッグローブ光のIPv6接続がうまくいかず、速度が出ない原因を切り分けたい
- 集合住宅や戸建てで、間取りに合ったWi-Fi環境の整え方を知りたい
先に確認したい前提条件
まず、ビッグローブ光の回線自体に問題がないかを切り分けることが大切です。壁の光コンセントやONU(光回線終端装置)まで有線LANで直接パソコンをつなぎ、速度測定サイトで実効速度を測ってみてください。有線で十分な速度が出ているなら、問題はWi-Fi環境にあります。逆に有線でも遅い場合は、回線やプロバイダ側の設定、あるいは集合住宅の配線方式に原因がある可能性が高いため、まずはビッグローブのサポートに相談するのが近道です。
選ぶ前に見るべきポイント
Wi-Fiルーターの買い替えを検討する前に、今の機器の置き場所や設定を見直すだけで、速度と安定性が劇的に改善することがよくあります。以下の項目を一つずつチェックしてみてください。
失敗しやすいチェック項目
- 床に直置きしていないか:電波は床材に吸収されやすく、特にコンクリートのマンションでは到達距離が大幅に短くなります。棚の上など、床から1メートル以上の高さに設置するだけで改善するケースが多く見られます。
- 金属製の棚やテレビの裏に置いていないか:金属は電波を反射・吸収するため、ルーターの近くに金属製の家具や大型家電があると、電波が弱まります。
- 電子レンジや水槽の近くに置いていないか:電子レンジは2.4GHz帯の電波を発生させるため、動作中にWi-Fiが不安定になることがあります。また、水は電波を吸収しやすい性質があるため、水槽や観葉植物の近くも避けましょう。
- 押入れやクローゼットの中に隠していないか:見た目をすっきりさせるために収納してしまうと、扉や壁が遮蔽物となり電波が大幅に減衰します。
- 窓際や部屋の隅に置いていないか:窓際は外に電波が逃げやすく、部屋の隅は反対側に電波が届きにくくなります。できるだけ家の中心に近い場所へ移動させるのが理想です。
Wi-Fi設定で特に注意したい点
ビッグローブ光では、IPv6接続(IPoE方式)を利用することで、夜間の混雑を回避し安定した速度を確保できます。契約時に「IPv6オプション」を申し込んでいるか、ルーターがIPv6に対応しているかを確認しましょう。対応していないルーターを使っていると、せっかくの高速回線が活かせず、遅いと感じる原因になります。また、2.4GHz帯と5GHz帯のどちらに接続しているかも重要です。壁を越えにくい部屋では2.4GHz帯の方がつながりやすい一方、速度を重視するなら5GHz帯を選ぶといった使い分けが有効です。
具体的な比較と見極め方
置き場所の見直しや設定変更で改善しない場合、中継機やメッシュWi-Fiの導入を検討することになります。ここでは、それぞれの特徴と向いているケースを整理します。
メリットが出やすいケース
- 中継機が有効なケース:戸建ての2階や、マンションでも間取りの関係で一部の部屋だけ電波が弱い場合、中継機を設置することでコストを抑えつつカバー範囲を広げられます。ただし、中継機は親機との通信に電波を使うため、設置場所によっては速度が半減することもあります。
- メッシュWi-Fiが有効なケース:複数台のルーターが連携して家中をシームレスにカバーするため、広い戸建てや、家の中心にルーターを置けない間取りでも安定した通信が期待できます。ビッグローブ光では、専用のメッシュWi-Fiルーターのレンタルや販売も行っているため、公式サイトで対応機種を確認するとよいでしょう。
避けたほうがよいケース
- 有線接続でも速度が出ていないのに、中継機やメッシュWi-Fiを導入しても根本的な解決にはなりません。まずは回線やプロバイダ設定の見直しが先です。
- 集合住宅でVDSL配線方式の場合、物理的な速度の上限が100Mbps程度であることが多く、いくら高性能なルーターを導入しても速度が頭打ちになります。この場合は、光配線方式の物件への引っ越しや、別の回線事業者への乗り換えを検討する必要があります。
実践するときの手順
実際に置き場所や機器の見直しを行う際の、具体的な手順を紹介します。
最初にやること
1. 現在の速度を測定する:有線接続と無線接続の両方で、朝・昼・夜の時間帯に速度を測り、記録しておきます。これが改善の基準になります。
2. ルーターの設置場所を変える:先に挙げたNG場所を避け、家の中心に近い、床から1メートル以上の高さがある場所へ移動します。一時的に延長コードなどを使っても構いません。
3. Wi-Fiの周波数帯を切り替える:5GHz帯に接続している場合は2.4GHz帯に、あるいはその逆を試し、どちらが安定するか比較します。
4. IPv6接続を確認する:ビッグローブの会員ページやルーターの設定画面で、IPv6接続が有効になっているか確かめます。対応ルーターでも、設定で無効になっているケースがあるため注意が必要です。
最後に確認すること
- 設置場所の変更後、再度速度測定を行い、改善したかをチェックします。特に、今まで電波が弱かった部屋での変化に注目してください。
- それでも改善しない場合は、中継機やメッシュWi-Fiの導入を検討します。ビッグローブ光の公式サイトでは、推奨機器やレンタルサービスが案内されているので、まずはそこで対応機種を確認しましょう。
- 集合住宅にお住まいの方は、管理会社や大家に配線方式を確認することも大切です。VDSL方式の場合は、どうしても速度が出ないため、光配線への変更が可能かどうか尋ねてみてください。
まとめ
ビッグローブ光で速度が遅いと感じたときは、まず有線接続での速度確認、次にルーターの置き場所と設定の見直し、それでもダメなら中継機やメッシュWi-Fiの導入、最後に回線方式の確認という順番で切り分けていくのが、無駄な出費を防ぐ最善の手順です。
判断に迷ったときの基準
- 有線で速度が出ているか:出ていない → 回線・プロバイダの問題
- 置き場所を変えたら改善したか:改善した → 現状のルーターで継続使用
- 特定の部屋だけ弱いか:弱い → 中継機またはメッシュWi-Fiを検討
- 集合住宅で速度が頭打ちか:該当する → 配線方式を確認し、光配線への変更や乗り換えを検討
よくある質問
ビッグローブ光のルーターはレンタルと購入どちらがいいですか?
ビッグローブ光では、月額料金でルーターをレンタルするプランと、自分で市販のルーターを用意する選択肢があります。レンタルは故障時の交換がスムーズで、IPv6対応も保証されていますが、長期間使うと購入より割高になる場合があります。購入する場合は、必ずIPv6(IPoE)対応の機種を選ぶようにしてください。
ルーターの置き場所を変えても速度が上がりません。次に何をすればいいですか?
有線接続での速度が十分に出ているなら、中継機やメッシュWi-Fiの導入を検討してください。有線でも遅い場合は、ビッグローブのサポートに連絡し、回線状況やIPv6接続の設定を確認してもらいましょう。
集合住宅で夜だけ遅くなります。置き場所で改善できますか?
夜間の速度低下は、同じ回線を利用する人が増えることで起こる「回線混雑」が主な原因です。置き場所の見直しである程度改善することもありますが、根本的にはIPv6接続への切り替えが効果的です。ビッグローブ光でIPv6オプションを利用しているか確認してください。
中継機とメッシュWi-Fiの違いがよくわかりません。
中継機は親機の電波を受けて増幅する単体の機器で、安価ですが速度が半減しやすいというデメリットがあります。メッシュWi-Fiは複数の機器がネットワークを構築し、家全体を効率的にカバーするため、速度低下が少なく、広い家や複数階の住宅に向いています。
ビッグローブ光のIPv6接続に対応しているルーターの見分け方を教えてください。
ルーターの仕様表やメーカーの公式サイトで「v6プラス」「IPv6 over IPv4」「IPoE」といった表記があるかどうかで判断できます。ビッグローブ光の公式サイトでも推奨機種が紹介されているので、そちらを参考にすると確実です。
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この記事の作成・確認体制
- 作成: 回線侍編集部
- 最終更新日: 2026-06-03
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